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2020.10.2 その他 研究成果リリース 立花研究室より:マウス性決定遺伝子 Sry の全貌をついに解明

阪大に来られて、ちょうど2年目の立花研究室。
研究室の名前のとおり、様々な生命機能にエピジェネティクスがどのように関わっているのかについて解き明かす研究を展開されています。
エピジェネティクス研究を始めたのは、約20年前、偶然にもほ乳類の新規ヒストンメチル化酵素を発見したことがきっかけだそうです。
最近は、ほ乳類の性の決定におけるエピジェネティクスの役割を研究室のメインテーマに。
性の決定といえば、遺伝子で規定されているものと思われがちですが、そればかりじゃない!という、これまでの常識を覆す最新知見を明らかにしてこられました。
加えて、様々な物質の代謝とエピジェネティクスのつながりも見えつつあるそうです。
最近の研究成果では、マウスの性決定遺伝子であるSryには隠れたエキソンが存在し、この “隠れエキソン“ にコードされたタンパク質こそが真の性決定因子であることを突き止めました(宮脇ら、published in Science)。 研究成果詳細はこちらに!
今後の目標として、これまで解析されてきた、哺乳類の性決定遺伝子、Sryの活性化ののしくみの解明に加え、後天的な環境要因が性の決定に影響を及ぼす分子メカニズムも明らかにしてゆきたいとのこと。
まだまだ教授自らも実験をされて和気あいあいと研究を慈しんでおられます。気分転換にはお散歩でリフレッシュされるのがお好きだそう。
阪大キャンパスは緑が多くてもってこいの場所ですね。
ホットな研究やラボのことをもっと知りたい方、こちら

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