FBSコロキウム 410回光物性研究室
| 講演 |
光で電子の動きを見る ―光電効果から超高速分光へ― 鈴木 剛[光物性研究室 | 准教授] |
|---|---|
| 日時 | 2026年4月21日(火)12:15~13:00 |
| 場所 | 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階セミナー室 |
| 言語 | 日本語 |
| 世話人 |
鈴木 剛 (准教授) |
光で電子の動きを見る ―光電効果から超高速分光へ―
光を物質に照射すると、我々はその色や明るさを通して物質を認識することができる。これは、光に対する電子の応答が反射や吸収として現れているためである。本講演では、光を用いて電子の動きを観測する方法について、基礎から最先端までを概説する。まず、光電効果の簡単なデモンストレーションを通じて、光と物質の相互作用を直感的に理解する。
次に、この原理に基づく光電子分光の基本概念を紹介し、固体中の電子状態をどのように調べることができるのかを説明する。さらに、パルスレーザーを用いた超高速分光へと話を発展させ、フェムト秒時間スケールでの電子ダイナミクスの観測手法について述べる。
最後に、非平衡状態にある固体物質における電子の振る舞いに関する最近の研究成果を紹介し、光機能性材料や生体関連分野への展開可能性についても議論する。
