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FBSコロキウム 408回倍数性病態学研究室

講演

多倍体細胞の特性に着目した新たながん治療標的の探索

松本 知訓[倍数性病態学研究室|准教授]

日時 2026年2月10日(火)12:15〜13:00
場所 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
言語 日本語
世話人

松本 知訓(准教授)
E-mail:matsumoto.tomonori.fbs[at]osaka-u.ac.jp
TEL:06-6105-5243

多倍体細胞の特性に着目した新たながん治療標的の探索

固形がんでは多倍体化(全ゲノム倍加)がしばしば認められる。そして多倍体化したがんは染色体不安定性を示し、悪性度が高い予後不良ながんとして知られるが、がんゲノム異常に基づいた個別化医療が進展する中、多倍体がんには未だ選択的な治療法が確立されていない。多倍体がんや染色体不安定性が高いがんに対する新たな治療戦略として、染色体分離の制御機構に着目した治療開発が特に精力的に行われているが、当研究室ではこれとは異なる観点から多倍体細胞の特性を明らかにし、その弱点を標的とする治療戦略の開発を目指して研究を進めている。本コロキウムでは、多倍体化したがん細胞が示す細胞挙動変化やその分子病態など、最近の我々の研究から明らかになってきていることについて発表する。

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