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2011.1.25 受賞・報道 岸本忠三元総長と平野俊夫医学系研究科長・医学部長が2011年(第27回)日本国際賞を受賞しました。

2011年1月25日、公益財団法人国際科学技術財団から2011年(第27回)日本国際賞(Japan Prize)の受賞者の発表があり、"生命科学・医学"の分野から大阪大学元総長、生命機能研究科寄附講座教授の岸本忠三博士と大阪大学医学系研究科長・医学部長、生命機能研究科教授の平野俊夫博士、及び、"情報・通信"分野からベル研究所特別名誉技師のデニス・リッチー博士とグーグル社特別技師のケネス・トンプソン博士が受賞されました。

本賞は、全世界の科学技術者を対象とし、独創的で飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる者に授与されます。また、対象となる分野は、科学技術の全分野を対象とし、科学技術の動向等を勘案して、毎年2つの分野を授賞対象分野として指定しています。

岸本博士と平野博士は免疫に関る細胞同士が情報を伝達する際に分泌される物質「インターロイキン6(IL-6)」を発見し、その多彩な機能を解明することによりこの分子が関節リウマチ等の免疫難病の発症に深くかかわっていることを明らかにしました。それらの成果をもとに我が国初となる抗体医薬「トシリズマブ」を開発し、現在世界70カ国以上で関節リウマチ等の治療に使用され多くの人を病苦から救うことに貢献していることが評価され、今回の受賞につながりました。

なお、授賞式典は4月20日(水)に東京・国立劇場で天皇・皇后両陛下のご臨席のもと、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官を始め、関係大臣、駐日大公使、学者、研究者、政官界、財界、ジャーナリスト等約1,000名の出席を得て開催される予定です。

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