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2024.4.1 受賞・報道 森田梨津子准教授が2023 NIKON JOICO AWARDの最優秀JOICO賞に

顕微鏡で得られる画像は科学的発見をもたらすばかりか、アートとして心を動かすこともあります。NIKON JOICO AWARDは「芸術性」と「学術性」の高い研究成果を評価するもので、2019年から毎年開催されています。2023 NIKON JOICO AWARDは、森田梨津子准教授(幹細胞恒常性システム研究室)が最優秀JOICO賞に輝きました。

森田准教授は「生物の形づくりの美しさ、不思議さに魅せられて」学生の頃から取り組まれているライブイメージングで毛包(毛をつくる器官)の発生過程を捉え、時間を遡りながら個々の細胞を連続的に追跡することにより、毛包幹細胞の発生起源や形成過程を明らかにされました。この研究では「幹細胞の起源を追跡する」というアイデアが鍵となっていますが、毛包の発生過程を日々眺める中で着想されたそうです。

審査員からは「従来の定説を覆し、毛包の幹細胞の発生起源を新たに解明した画期的な研究である。芸術的には、蛇が現れて獲物を飲み込もうとしている様子を彷彿させ、驚きと強いインパクトがある」「溶岩が緩やかに周りを侵蝕しながら流動しているようにも見える、細胞の動きや発色が、神秘的で見ていて飽きない面白さがある」などの講評が寄せられています。

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