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2020.12.21 その他 テルモ生命科学振興財団、生命科学DOKIDOKI研究室(中高生の研究者訪問)、甲斐教授へ

12月18日、公益財団法人テルモ生命科学振興財団がシリーズ開催されている、中高生と”いのちの不思議”を考えるー生命科学DOKIDOKI研究室、「これから研究の話をしよう」が本研究科で執り行われました。
第11回は立命館高校生と教員5名、ご関係者3名の方が甲斐教授を訪問され、研究の最前線からハエの卵巣の解剖、教授の今に至る道のり等、盛り沢山な内容になりました。

研究のお話では、個体は単なる乗り物であり、次の世代に引き継がれる生殖細胞こそがそのドライバーである、という甲斐教授の研究分野への熱いフレーズからスタート。どうしてショウジョウバエ?染色体はどんなの?遺伝学とは?といった生命科学のエッセンスの詰まったトークが展開しました。
ご訪問された皆さんにとっては、初めて触れる研究の内容や現場に興味津々のご様子。
 

研究者のキャリア形成についてのお話では体験に基づく具体的な内容も多く含まれ、リアルな研究者の日々が少し身近に感じられたかもしれません。
実習の後の質問セッションでは、参加高校生のお一人から「自分の疑問に思ったことを調べると多くの情報がすでに存在している。どうやって質問の設定をしたら良いのか?」といった声も。
甲斐教授からは、「質問の設定こそが研究の鍵であり、難しさや深み、面白さそのものかも」という答えとともに、それを見つけ広げてゆけることの醍醐味、しかもそれらは多様な経験や知識にも基づくといったお話にもなりました。
素朴な疑問や研究テーマの設定が、偶然の出会いや重なりから編み出されるなら、これからのいろんな経験の積み重ねどれもが貴重ですね。
科学への興味や研究者への夢、交流を通して浮かびがったことが皆様のこれからに繋がってゆきますように。

(*なお、新型コロナの感染対策を踏まえて、少人数でのセミナーも研究科で最も広いセミナー室を使用しての対応がなされました。
実習でもグループ分けをして行うなどの対策を講じた上での設定となりました。この時期の開催に際しご関係者の皆様のご理解ご協力に感謝いたします。)

文責:企画室・岡本
関連サイト
立命館中学校・高等学校HP ニュース(新着情報)
中高生と“いのちの不思議”を考えるー生命科学DOKIDOKI 研究室


 

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