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FBSコロキウム 426回免疫細胞生物学研究室

講演

滑膜局所における破骨前駆細胞の増殖は関節炎の異常な骨破壊を誘導する

揚村 朋弥[免疫細胞生物学研究室|特任研究員]

日時 2026年10月6日(火)12:15〜13:00
場所 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
言語 日本語
世話人

揚村 朋弥 (特任研究員)
E-mail: agemura[at]icb.med.osaka-u.ac.jp
TEL: 06-6879-3881

滑膜局所における破骨前駆細胞の増殖は関節炎の異常な骨破壊を誘導する

関節リウマチは、免疫の異常により関節滑膜に慢性的な炎症が生じ、進行すると骨破壊をきたす。関節炎に伴う骨破壊は、単なる骨代謝の異常ではなく、免疫による炎症が局所の組織破壊へと変換される重要な病態として位置付けられる。この骨破壊の中心的な実行細胞として知られるのが、骨吸収を担う破骨細胞である。破骨細胞は骨髄系細胞に由来する多核巨細胞であり、骨の恒常性維持に不可欠な役割を果たす。しかし関節炎においては、炎症滑膜に接する骨表面で破骨細胞が過剰に誘導・活性化され、骨びらん(骨破壊部位)を形成する。我々はこれまでに、炎症滑膜において高い破骨細胞分化能を有する細胞集団が出現することを明らかにしてきた(Hasegawa T. et al., Nat Immunol 2019)。本コロキウムでは、関節炎における破骨細胞の病的な分化誘導機構と、その形成を支える周辺の炎症細胞との相互作用について、最新の研究成果を報告する。

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