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FBSコロキウム 391回知覚・認知神経科学研究室

講演

大規模言語モデルで探る会話内容の脳内表現

山下 真寛[知覚・認知神経科学研究室|特任研究員]

日時 2025年7月8日(火)12:15〜13:00
場所 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
言語 日本語
世話人

西本 伸志(教授)
E-mail:nishimoto.shinji.fbs[at]osaka-u.ac.jp

大規模言語モデルで探る会話内容の脳内表現

会話は日常的な人間行動の中核をなすものであり、運動制御、知覚、言語・社会認知といった多次元の情報処理によって支えられています。しかしながら、その脳内メカニズムの理解は依然として不十分です。近年、大規模言語モデル(LLM)は、情報処理の手段としてだけでなく、脳内の言語表現を探る上で有望なフレームワークとしても注目を集めています。本研究では、自然な会話中の脳活動を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で撮像し、被験者の「話した内容」と「聞いた内容」が脳内でどのように表現されているかを大規模言語モデルを用いて解析しました。本コロキウムでは、この研究結果を中心に、関連する先行研究も踏まえながらご紹介します。

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