FBSコロキウム 378回プロトニックナノマシン研究グループ
講演 |
サルモネラ菌はどのようにしてべん毛フックの長さを制御するのか? 南野 徹[プロトニックナノマシン研究グループ|准教授] |
---|---|
日時 | 2025年1月28日(火)12:15〜13:00 |
場所 | 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室 |
言語 | 日本語 |
世話人 |
南野 徹(准教授) |
サルモネラ菌はどのようにしてべん毛フックの長さを制御するのか?
サルモネラ菌はべん毛と呼ばれる繊維状の運動器官をスクリューのように高速回転させて水中を泳ぐことにより、生育に適した環境に集まることができる。べん毛は回転モーターとして働く基部体、自在継ぎ手として機能するフック、らせん型プロペラの繊維から構成される。サルモネラ菌の場合、フックの長さは約55nmで、それよりも短くても長くても、フックは自在継ぎ手としてきちんと機能できない。本コロキウムでは、どのようにサルモネラ菌はフックの長さを制御するのかについて概説する。