FBSコロキウム 353回組織生化学研究室
講演 |
新規軟骨関連遺伝子の機能解明 山下 晃弘[組織生化学研究室|助教] |
---|---|
日時 | 2024年5月14日(火)12:15〜13:00 |
場所 | 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室 |
言語 | 日本語 |
世話人 |
山下 晃弘(助教) |
新規軟骨関連遺伝子の機能解明
骨には関節軟骨と成長軟骨の2種類が存在している。関節軟骨は骨端に位置し円滑な関節運動を、成長軟骨は骨の成長を担っている。そのため関節軟骨の異常は関節運動の障害を、成長軟骨の異常は骨格の成長障害を引き起こす。軟骨関連遺伝子の変異は軟骨や骨格の形成異常となる。これまで遺伝子改変マウスを用いて様々な軟骨関連遺伝子が同定されてきたが、未だ同定されていない重要な遺伝子も存在するかもしれない。そこでわれわれはこれまで当研究室にて調べてきたRNAseq解析結果などを用い軟骨に高発現する遺伝子を同定した。そしてKOマウスを作成し表現型について調べるとともに、scRNAseqを用いてメカニズムの解明を行なってきた。本セミナーではわれわれの取り組みについて紹介する。