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FBSコロキウム 306回痛みのサイエンスイノベーション共同研究講座

講演

痛みと意識

中江 文(痛みのサイエンスイノベーション共同研究講座・招へい教授)

日時 2022年9月8日(木)12:15〜13:00
場所 Zoomでのオンラインセミナーとなります:参加に必要なミーティングリンク、ID、パスワードは事前に、関係者へメールにてご連絡致します。
言語 日本語
世話人

吉岡 芳親
E-mail:yoshioka[at]fbs.osaka-u.ac.jp
TEL:06-6879-4656

痛みと意識

「痛みは意識」と表現する臨床家は少なくありません。
今回の講義では二つの観点の意識と痛みとの関係についてお話したいと思います。
一つ目は意識というのは、注意の集中という意味でつかわれることがあります。慢性痛の患者さんは痛みのことばかり考えています。つまり注意が集中している状態と言えると思います。我々はワーキングメモリ課題を使って、注意が集中できない状態を作り出して、その時の痛みの感じ方の変化をとらえたプロジェクトをお話したいと思います。
二つ目は、起きているか寝ているかという意味で使われる意識と痛みの関係についてです。私たち麻酔科医は、麻酔の三要素という考え方で麻酔を習いました。「鎮静(意識を落とすこと)」「鎮痛(痛みをとること)」「筋弛緩」です。そのうちの鎮静と鎮痛ですが、それらは独立した事象だと考えられていましたが、実際にはそうでないことが明らかになってきています。
異なる意味を持った「意識」と「痛み」との関係について、私たちの行ったプロジェクトについての知見を共有し、新たな視点での痛みのメカニズムを検討していきたいと思っています。

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