FBSコロキウム 300回理研BDR
講演 |
無細胞タンパク質合成系中におけるリボソームの再構成 清水 義宏[理研BDR 無細胞タンパク質合成研究チーム・チームリーダー] |
---|---|
日時 | 2022年6月16日(木)12:15〜13:00 |
場所 | Zoomでのオンラインセミナーとなります:参加に必要なミーティングリンク、ID、パスワードは事前に、関係者へメールにてご連絡致します。 |
言語 | 日本語 |
世話人 |
青木 高明(理研BDR, 招へい准教授) |
無細胞タンパク質合成系中におけるリボソームの再構成
リボソームは細胞内におけるタンパク質合成に中心的な役割を担う超分子複合体である。大小二つのサブユニットからなり、細菌のリボソームでは長さの異なる3種類のリボソームRNAと54種類のリボソームタンパク質から構成されている。細胞内において、こうした複雑な複合体がどのように形成されているのかを知ることは、細胞の成り立ちや進化、また複合体を含む代謝過程のエンジニアリングなどに有用である。我々は無細胞タンパク質合成系中において、個々の分子からリボソームを再構成させ、そのタンパク質合成活性を観察することで、リボソームの形成過程の理解を目指しており、本発表では、これらの取り組みについて紹介したい。