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FBSコロキウム 292回生理学研究室

講演

嗅覚特有の2特性に関する新知見の紹介

1.関綺璐(研究生)2.竹内裕子(准教授)(生理学研究室)

日時 2022年1月27日(木)12:15〜13:00
場所 Zoomでのオンラインセミナーとなります:参加に必要なミーティングリンク、ID、パスワードは事前に、関係者へメールにてご連絡致します。
言語 1.英語 2.日本語
世話人

竹内 裕子 准教授
E-mail:hiroko[at]fbs.osaka-u.ac.jp
TEL:内7996

嗅覚特有の2特性に関する新知見の紹介

嗅覚は、私達の鼻の中の嗅上皮にある嗅細胞から始まる。嗅線毛に発現する嗅覚受容体タンパク質に匂い物質が結合すると、そのカスケードがオンになる。この嗅線毛は直径が100~200nm程度という極めて微細な構造体だが、情報変換の場であり、ここで匂い物質の化学情報が生体電気信号へと変換される。嗅線毛は、その微細構造特有の性質を持ち、中でも嗅覚マスキングと嗅覚順応は生体信号を修飾するため、非常に重要である。私達の研究室では、電気生理学(特にパッチクランプ法)を用いることで、嗅細胞の応答を定量的に解析し、更にパッチクランプ法のみならず、他の手法と組み合わせながら、線毛内の分子ダイナミクスを調査している。嗅覚マスキングと嗅覚順応は食品や飲料、香粧品にも強く関連していることから、私達の日常生活に無意識のうちに影響を及ぼしており、これらの分子機構を解明することは基盤研究の発展のみならず、新しい嗅覚理解や応用に繋がるだろう。今回は、研究室で進めている嗅覚マスキングと嗅覚順応に関する最新の知見について紹介する。

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