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FBSコロキウム FDプログラム対象セミナー 282回心生物学研究室

講演

次世代シーケンサーを用いたマウスの自然発生突然変異の研究

内村 有邦(放射線影響研究所、大阪大学 生命機能研究科 招聘教員・分子遺伝学研究室 室長)

日時 2021年10月21日(木)12:15〜13:00
場所 Zoomでのオンラインセミナーとなります:参加に必要なミーティングリンク、ID、パスワードは事前に、関係者へメールにてご連絡致します。
言語 日本語
世話人

足澤 悦子 助教
Tel:06-6879-7991
E-mail:tarusawa[at]fbs.osaka-u.ac.jp

次世代シーケンサーを用いたマウスの自然発生突然変異の研究

生殖系列で発生する突然変異は、生物進化を引き起こす究極のリソースであり、遺伝病の原因にもなる。私たちは、マウスの生殖細胞で発生する突然変異と生物進化の関係を明らかにするため、長期にわたって、マウスの継代を繰り返してきた。2006年に開始した実験は、現在までの15年間で50世代の継代が経過した。次世代シーケンサーを用いて、これらのマウス突然変異蓄積系統を解析することで、突然変異の研究に取り組んでいる。本講演では、最近、私たちが開発に成功した「マウス初期胚の細胞系譜の追跡方法」を紹介する。次世代シーケンサーを用いた突然変異の検出では、通常のホモ接合型やヘテロ接合型の変異に加えて、組織中に、より低い頻度で存在する「モザイク変異」も検出可能である。私たちは、これらの「モザイク変異」に着目し、それらの組織中での存在頻度を正確に測定することで、マウスの初期胚期の細胞系譜を単一の細胞分裂に近いスケールで追跡可能にする新たな方法論を構築した。これにより、受精卵から始原生殖細胞への分化に至るまでの細胞系譜の追跡も可能になった。その他、時間があれば、ロングリード型のシーケンサー等を用いた研究の成果についても紹介する予定である。

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