FBSコロキウム 265回細胞機能学研究グループ(旧田中研)
講演 |
転写と共役したヌクレオチド除去修復におけるCSAユビキチンリガーゼ複合体の機能解析 西條 將文[細胞機能学研究グループ(旧田中研)・ 准教授] |
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日時 | 2021年4月22日(木)12:15〜13:00 |
場所 | Zoomでのオンラインセミナーとなります:参加に必要なミーティングリンク、ID、パスワードは事前に、関係者へメールにてご連絡致します。 |
言語 | 日本語 |
世話人 |
西條将文 准教授 |
転写と共役したヌクレオチド除去修復におけるCSAユビキチンリガーゼ複合体の機能解析
転写の鋳型鎖上にあり転写伸長を阻害するDNA損傷は、「転写と共役したヌクレオチド除去修復 (Transcription-coupled nucleotide excision repair; TC-NER)」によって除去される。 RNAポリメラーゼの進行の停止が修復因子の動員を引き起こすことは知られているが、どのようにDNA損傷が除去されて転写が再開するのかについての分子メカニズムはまだ明らかではない。 TC-NER因子のひとつであるCSAは、7つのWD40リピートモチーフを持ち、Cullin 4-RINGユビキチンリガーゼ (CRL4) 複合体を形成する。 本コロキウムでは、CSA変異体による複合体の形成と修復能の解析について紹介し、紫外線照射によりおこるRNAポリメラーゼIIのユビキチン化へのCSA複合体の関与についても考察する。
