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研究セミナー ゲノム転写と新生RNAライフサイクル

講演

野島孝之(九州大学生体防御医学研究所・准教授)

日時 2021年4月22日(木)16:00〜
場所 Zoomによるセミナー *研究科関係者にはメール配信で、リンク・ID・パスコードをお知らせします。
研究科外の方でセミナー参加希望の方は世話人に直接お問い合わせください。
世話人

廣瀬 哲郎(大阪大学大学院生命機能研究科 RNA生体機能研究室・教授)
Tel: 06-6879-4674
E-mail: hirose[at]fbs.osaka-u.ac.jp

ゲノムはどのように転写装置を作動させ、調節しているのか。ゲノム上のRNA polymerase II (Pol II) 転写装置 から合成されたばかりのRNA (新生RNA) は、キャッピング、スプライシング、RNA切断やそれに伴うRNA分解といったプロセシングを受け、転写を終結させる。しかしながら、RNAプロセシング反応が転写中に起きることやそれぞれの反応が影響しあって複雑に制御を受けているため、その解析が難しくゲノム作動機構には未だに不明な点が多い。我々のグループは、Pol II によるゲノム転写がどのように開始して終結していくのか、その一生 (新生RNAライフサイクルと定義する) を明らかにすることを目標としている。今回の発表では、我々が開発した新生RNA解析法 (mNET-seq法 (1)、POINT法 (2)) を紹介する。mNET-seq法はPol II 転写装置の一塩基解像度解析を可能とし、POINT法はRNA切断の一塩基解像度解析や新生RNA一分子解析を可能としている。これらの新生RNA解析から得られたゲノム転写制御機構、特にリン酸化依存的なPol II転写装置の一時停止制御 (1)、タンパク質コードRNAと非コードRNAの発現調節機構の違い (3, 4)、スプライシングのキネティクス (1, 2, 5)、RNA切断を介した (未成熟) 転写終結 (1, 2) を中心に議論したい。

【参考文献】
(1) Nojima, Gomes et al., Cell 2015
(2) Sousa-Luis et al., Mol Cell 2021
(3) Schlackow, Nojima et al., Mol Cell 2017
(4) Nojima, Tellier et al., Mol Cell 2018
(5) Nojima, Rebelo et al, Mol Cell 2018

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