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研究セミナー 脳の機能発達を司るシナプス刈り込み

講演

脳の機能発達を司るシナプス刈り込み

上阪直史(東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科 教授)

日時 2021年1月22日(金)17:30〜
場所 Zoomによるセミナー
世話人

山本亘彦
Tel: 06-6879-4636
E-mail: nobuhiko[at]fbs.osaka-u.ac.jp

脳の機能発達を司るシナプス刈り込み

動物の発達期に脳の神経回路が正確に形成されることで、動物が環境を知覚する、行動する、知性を持つことなどの脳機能が備わる。脳機能の基になる神経回路がどのように形成されるかその原理を解明することは神経科学分野で重要なテーマであり、発達障害の治療法の開発ならびに人工知能の開発に貢献する。生まれたばかりの動物の神経回路は未熟であり、動物の機能はほとんど備わっていない。生後発達期に脳の神経回路が精緻化され、脳機能が発揮される。この細胞レベルでの変化として、“シナプス刈り込み”と呼ばれる現象がある。シナプス刈り込みにおいて、発達初期に作られた過剰なシナプス(神経細胞同士の結合)の一部が選択的に強化され、他のシナプスは取り除かれる。極端な見方をすれば、あらゆる不測の事態に備えて最初からシナプスを過剰に作っておき、その後シナプスは環境に適応するように調整されると考えられる。発達期や成熟後のシナプス刈り込みの破綻は自閉スペクトラム症、統合失調症、認知症などの様々な脳疾患に関わる可能性が報告されており、脳機能におけるシナプス刈り込みの重要性が示唆される。本講演ではシナプス刈り込みのメカニズムを中心にお話し、シナプス刈り込みの意義を議論したい。


参加希望の方は以下から参加申し込みをお願いします。申し込みしていただいた方々には前日までにZoom案内をさせていただきます。


https://forms.gle/U1saiYQZKTBXgPTa9


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