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FBSコロキウム 231回認知脳科学研究室

講演

顔視覚処理のデュアルルート仮説

稲垣未来男[認知脳科学研究室]

日時 2019年11月14日(木)12:15~13:00
場所 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
言語 日本語
世話人

藤田一郎(認知脳科学研究室)
Tel: 06-6879-4439
E-mail: fujita[at]fbs.osaka-u.ac.jp

顔視覚処理のデュアルルート仮説

ヒトを含む霊長類において、大脳皮質の後頭葉から下側頭葉へ至る腹側経路は顔の視覚処理に決定的な役割を果たす。一方、大脳皮質を経由しない皮質下経路(上丘-視床枕-扁桃体)も顔の視覚処理に関与すると考えられているが、直接的な実験的証拠は十分でなく、その存在について議論が続いている。私たちは、顔の視覚処理が脳内で並列的に進行するというデュアルルート仮説を検証するために、神経生理学と神経解剖学の手法を使って実験を行ってきた。本セミナーでは、この仮説を支持する私たちの最近の研究成果を紹介する。

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