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FBSコロキウム 228回幹細胞・免疫発生研究室

講演

造血幹細胞ニッチの形成と維持の分子機構

尾松芳樹[幹細胞・免疫発生研究室]

日時 2019年10月31日(木)12:15~13:00
場所 吹田キャンパス 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
言語 日本語
世話人

杉山立樹(幹細胞・免疫発生研究室)
Tel: 06-6879-7968
E-mail: sugiyama[at]fbs.osaka-u.ac.jp

造血幹細胞ニッチの形成と維持の分子機構

成体の大部分の血液細胞や免疫細胞は骨髄に存在する造血幹細胞から産生される。造血幹細胞は骨髄で一生にわたり維持されるため、骨髄には造血幹細胞に必須のニッチ(特殊な微小環境)が存在すると考えられてきたが、その実体は長年不明であった。近年の一連の研究によって、ケモカインCXCL12を高発現する細網細胞(CAR細胞)がHSCニッチの主要な構成細胞であることが明らかになった。本セミナーでは発表者らが行ってきた研究を中心に、これまでに明らかになったCAR細胞の性質や、造血幹細胞ニッチの形成と維持の分子機構について解説する。

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