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FBSコロキウム 172回生体機能分子計測研究室

講演

バクテリア走化性システム、モーター回転機構の解明

石島秋彦[生体機能分子計測研究室]

日時 2017年10月25日(水)12:15〜13:00
場所 生命機能研究科 生命システム棟2階 セミナー室
世話人

福岡創(生体機能分子計測研究室)
Tel: 06-6879-4429
E-mail: f-hajime[at]fbs.osaka-u.ac.jp

バクテリア走化性システム、モーター回転機構の解明

大腸菌に代表されるバクテリアは生物界では最も下等な生物と言われている。しかし、バクテリアも立派な生物で、外界の環境を認識する、外界の情報を体内に伝搬する、よりよい環境に進んでいく遊泳能力を持つ(持たない種もありますが..)、という人工機械にはとうていまねのできない複雑なシステムを持っている。そのような複雑な機構を一つの細胞、たかだかフェムトリットルというとても小さな空間内に構成している。そのようなとても小さい空間であり、構成するタンパク質も他の生物種に比べたらとても少ない数で機能していると言われている(メチル化・脱メチル化(システムのリセットに関わる)タンパク質は100個程度、リン酸化(情報を伝達する)タンパク質でも1,000個のオーダー)。バクテリアの走化性、運動能力について理解していきたい。本セミナーでは、1細胞運動解析、蛍光イメージングを用いた最近の研究成果について紹介する。

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