研究室について
私たちの研究室は、大阪大学大学院生命機能研究科にあります。
2002年に国立遺伝学研究所(遺伝研)で研究室を立ち上げてから10余年遺伝研で研究活動に励んでまいりましたが、2015年から大阪大学大学院生命機能研究科に異動して、阪大にて、研究、教育活動に従事しています。阪大での研究室も10年以上経ちましたが、研究テーマの柱は一貫して、「染色体分配機構の解明」です。
研究手法は、培養細胞を用いた分子細胞生物学、生化学、構造生物学、ゲノム科学、染色体工学、非モデル生物を用いた細胞遺伝学など多岐にわたっています。研究室に参加する人の得意分野を活かして、研究室員全員が、「染色体分配機構の解明」に貢献できるように研究に励んでいます。
染色体生物学は、生物学の基本であり、今もなお、世界中で「染色体」をキーワードにしたトップレベルの最先端研究が行われています。
研究成果は、理学分野のみならず医学や農学など幅広い分野に貢献でき、大変やりがいのある研究課題です。
生命機能研究科の位置する大阪大学の吹田キャンパスの医歯薬生命エリア内の研究設備は国内トップクラスであり、やりたい実験は大抵できます。
医学系研究科の共同研や生命機能研究科に隣接する感染症拠点の共同利用機器なども利用できます。また、比較的分野の近い研究室が多数あり交流が盛んです。議論好きな人が多く、研究を行なうためには、非常に良い環境です。研究室の発展には、フレッシュな考えを持った若い人の参加が不可欠です。研究室の代表的な研究成果は、当時研究室に所属した大学院生などの若手研究者の力によるところが大きいです。
我々の研究室では、常に、研究に対して熱意を持った大学院生、博士研究員を募集しています。研究に対してのやる気と熱意があれば、これまでのバックグランドに関わらず、どなたでも研究室に適応できると思っています。
我々の研究内容や研究室に興味を持ち、研究室に参加したいと思ったかたは、是非、深川 (fukagawa.tatsuo.fbsosaka-u.ac.jp) までコンタクトして研究室を見学に来てください。
なお、我々の研究室の研究は、現在、文科省科学研究費補助金学術変革領域研究 (A) 「クラスター細胞学」や「CREST細胞内ダイナミクス」の支援を受けております。支援に答えるべく、オリジナルな研究成果をうみだしたいと思っております。