逐次反応における自己相関関数について-04
コンピュータシミュレーションとの比較
実際に,Labviewで計算してみました.その結果が,
となりました.(k=0.1,n=100)
r=1では指数関数の減少となり,単純な化学反応,の結果と一致します.
r=2回以上では振動が見られます.
実際にランダム関数から2状態の時間トレースを作成し,自己相関を取ると,r=1とr=2で以下の図のようになりました.
白(r=1),赤(r=2)です.r=1で単調減少,r=2で振動していることがわかりますね.
この際の持続時間のヒストグラムが以下のようになります.
白(r=1) 赤(r=2)
この結果は,,一次反応,逐次反応,の計算結果と一致しますね.
実際の実験結果
実際の実験結果は,
の図に記載されていますが,そのまま掲載するのは著作権の関係でややこしいので,リンクだけ貼っておきます.
このように相関に若干振動が見られます.これは自己相関ではなく,2つのモータ-の相互相関なので話はそれほど単純ではありませんが,モータの特性と化学反応を理解する上では重要ですね.