蛍光ペンの蛍光特性-03
黄色と緑の謎
ZEBRAの蛍光ペンを例にとって黄色と緑のスペクトルを見てみましょう.
ZEBRA OPTEX CARE | ||
黄・緑 | ![]() |
|
黄色 | 緑色 | |
RGB(2) | #0CA18 (0,202,24) | #0D728 (0,215,40) |
sRGB(2) | #0E656 (0,230,86) | #0EC6F (0,236,111) |
と励起スペクトルはほぼ一緒,蛍光スペクトルは380nm近辺の大きさがちょっと異なる程度でそんなに変わらない.
色の再現はほぼ緑,じゃあ黄色はなぜ?という疑問が湧きます.
ChatGPT,に聞いてみると,
「見た目の色」は、「蛍光色」+「反射光の色」の合成結果だからです。
黄色の蛍光ペンは、緑っぽい蛍光(発光)を出しますが、同時に黄色い染料の反射光も見えており、それが合成されて黄色に見えます。
という答えを出してくれました.
なるほど,蛍光のみの光を見ているわけではないのですね.
そこで,RGB再現プログラムに黄色の蛍光スペクトル+特定の波長,を合成してみました.
ChatGPTの言うような黄色のスペクトルではなく600nm程度の波長の光を加え,係数を,1.2ぐらいにするとなんとか黄色の色を再現できました.
この方法でいいのか(反射?吸収?)などいろいろ不確定なところもありますが,な~んとなく理解できたような......
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