FRET ratioの計算方法-03

 

クロスエキサイテーションの検証

クロスエキサイテーション,とは,

 本来はドナーを励起するはずの照明光がアクセプタも励起してしまう

ことです. 

論文では,実際のFRET計測に於いては,アクセプタ側にYFPを使っていますが,検証には,mVenus,を使っています.

YFP, mVenus,の蛍光特性は,

となっており,ほとんど変わりがありません.

顕微鏡システムの励起は,論文では,

405-nm violet laser beam (0.06 mW; OBIS 405LX 50 mW, Coherent, Germany) 

となっており,図の紫の線で表しています (Fig. S1-D)

このことから,405 nmのレーザーでは,YFP, mVenus,をほとんど励起できないことがわかります.

Fig. S1-E,の画像からもmVenusのみを発現した菌体で,405 nmで励起してもほとんど蛍光を観察できていないことがわかります.

ですので,クロスエキサイテーションは考慮に入れなくてもいいことになります.

 

 

次は実際の反応スキーム,について検証してきましょう.

 

 

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