クロスエキサイテーションの検証
クロスエキサイテーション,とは,
本来はドナーを励起するはずの照明光がアクセプタも励起してしまう
ことです.
論文では,実際のFRET計測に於いては,アクセプタ側にYFPを使っていますが,検証には,mVenus,を使っています.
YFP, mVenus,の蛍光特性は,

となっており,ほとんど変わりがありません.
顕微鏡システムの励起は,論文では,
405-nm violet laser beam (0.06 mW; OBIS 405LX 50 mW, Coherent, Germany)
となっており,図の紫の線で表しています (Fig. S1-D).
このことから,405 nmのレーザーでは,YFP, mVenus,をほとんど励起できないことがわかります.
Fig. S1-E,の画像からもmVenusのみを発現した菌体で,405 nmで励起してもほとんど蛍光を観察できていないことがわかります.
ですので,クロスエキサイテーションは考慮に入れなくてもいいことになります.
次は実際の反応スキーム,について検証してきましょう.