単粒子解析からの拡散定数の見積もり方-02

次に,実際に拡散定数を求める方法を検討しましょう.

一般的に拡散と言えば,
インクの広がり
のように,一点から広がっていく様を想像すると思います.

その際の計算は,こちら,にあるように,正規分布,となります.
そして,時間とともに,
ピークの高さが減少
分布の広がりが増大
することになります.

これは,エクセルで計算した結果ですが,時間とともに広がっていく様がわかると思います.
つまり,
各時間の濃度分布を正規分布でフィット
してあげれば,拡散定数を求めることができます.

しかし,単粒子解析(一つの分子,もしくは集合体の位置を計測する)の場合は,どのように拡散定数を求めていけばよいでしょう?

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