詳しくは，オリジナル論文，
Chung, S. H. & Kennedy, R. A. (1991). Forward-backward non-linear filtering technique for extracting small biological signals from noise. J Neurosci Methods 40, 71-86.
Leake, M. C., Wilson, D., Gautel, M. & Simmons, R. M. (2004). The elasticity of single titin molecules using a two-bead optical tweezers assay. Biophys J 87, 1112-35.
をご覧ください．
今回は，かみ砕いた説明をさせていただきます．
まずは，実際のChug-Kennedy filter を使った結果から，
ごらんの通り，
青：Chug-Kennedy filter
赤：ローパスフィルタ（４Ｈｚ，バタワース）
のトレースの拡大図です．
明らかに，立ち上がりがシャープになっていることがわかります．
このようにステップ状の変位が予想される場合には，非常に役に立つ手法です．
もちろん，万能なフィルタではなく，このようなステップ状の変位が予想される場合に有効となります．
また，立ち上がりがシャープになっているからと言って，その部分の情報（サブステップなど）が維持されているかどうかはわかりません．
それでは，このフィルタの原理，使い方を簡単に説明しましょう．
