第2回GCOE学生・若手合宿
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特別講演

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講演1 湯川英明 先生
財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
バイオ研究グループ
 グループリーダー/理事)
演題 :  「RITEバイオプロセスの特性と工業的利用の将来像」
紹介 : 湯川先生が開発された RITE バイオプロセスは、稲わらや木くずなど、食料と競合しない資源を原料としてバイオ燃料を生産できる特筆すべき技術です。しかも、既存の技術に比べ格段に効率的であり、「次世代バイオ燃料を実用化に近づける日の丸技術」として大きな注目を集めています。ともすれば、私たちは「研究を社会に還元する」という科学者の責務を忘れがちです。その責務を体現されている湯川先生のお話は、「若手研究者」にとっては非常に有用であると確信しています。
経歴 : 昭和22年(1947年)生まれ。昭和46年(1971年)東京大学農学部農芸化学科卒。農学博士。化学系民間企業の研究室長を経て、平成5年(1993年)11月より財団法人地球環境産業技術研究機構理事、同バイオ研究グループグループリーダー。専門は、分子生物学、微生物利用学、酵素化学。有馬啓記念バイオインダストリー協会賞(1991年)、化学・バイオつくば賞(1992年)、日本農芸化学会農芸化学技術賞(1997年)を受賞。 


講演2 上田泰己 先生
独立行政法人 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)
システムバイオロジー研究チーム
チームリーダー)
演題 :  「生物学的時間のシステム医学―体内の時計・カレンダー・砂時計―」
紹介 : 上田先生は、概日リズムをモデルとした研究を通して、システム生物学の発展に大いに貢献されております。学問の領域を超えた様々な手法を用いてシステム解析を具現化されており、「複雑系から真理を見出し」続けていらっしゃいます。また、「細胞を創る」研究会を立ち上げられるなど、既存の研究観と全く異なった考えもお持ちになっています。「上田先生」を体感することで、私たち自身にとって、研究に対する根本的な見方を考える良い機会となること間違いなしです。
経歴 : 1975年9月9日生。2000年東京大学医学部卒業、2004年同医学系研究科修了。同大学、学部生、大学院博士課程在学中にソニー・コンピューター・サイエンス研究所や山之内製薬(現アステラス製薬)にアシスタント・研究員・グループリーダーとして勤務後、2003年から理化学研究所システムバイオロジー研究チームリーダー。 同研究所機能ゲノミクスユニット・リーダー、大阪大学理学部招聘教授、徳島大学客員教授などを兼務。専門はシステム生物学・機能ゲノミクス。体内時計・体内カレンダーなどをテーマに生命の時間の内的な表現と変換の解明に取り組む。体内時計研究では、周期の決定機構や温度補償機構の解明を、体内カレンダー研究では季節性の感知機構や気分(躁鬱)への変換機構の解明を目指す。日本イノベーター大賞・優秀賞、東京テクノフォーラム21・ゴールドメダル、文部科学大臣賞 若手科学者賞、時間生物学会若手奨励賞等を受賞。
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