研究概要
私たちは、体が正確に作られる仕組みを研究しています。正確であることは、発生の非常に重要な特徴です。発生が正確に行われないと発生の停止(流産)、先天性の奇形などの異常や疾患につながります。発生過程では細胞が分裂、分化、死、移動等のダイナミックな変化を行いながら、細胞が集まって臓器や体の複雑な構造を正しく作り上げてゆきますが、発生中の胚内の個々の細胞を見ると、そのふるまいや状態には大きなばらつきがあります。このようにばらつきのある細胞が、どのようにして集団として正確に体を作ることができるのでしょうか?
発生が正確に行われるためには、細胞間のコミュニケーションが重要な役割をしています。細胞は周囲の状況や隣接する細胞の状態を理解して、自分自身のふるまいを調節したり隣接細胞のふるまいを調節することで、全体として調和のとれた体をつくり上げてゆきます。私たちは、このようなコミュニケーションのしくみや役割の研究を通して、発生の正確性を可能にするしくみを明らかにすることを目指しています。そのため、マウスの初期胚や培養細胞を主な研究対象として、Hippo シグナルや細胞競合等の細胞間コミュニケーション機構に注目して、そのしくみや役割を明らかにする研究を行っています。
キーワード
- マウス
- 発生
- 細胞間コミュニケーション
- Hippo シグナル
- 細胞競合
ニュース
-
2025.4.15フランスClermont Auvergne大学のClaire Chazaud博士が来訪され、FBSセミナー “Emergence of the pluripotent epiblast in early mammalian development” をしていただきました。
-
2025.4.4基礎工学部の三上君と福山君が卒研生として研究室に配属されました。佐々木研へようこそ。
-
2025.3.27横島さんの送別会をしました。社会人としての活躍を期待しています。
-
2025.3.25学位記授与式があり、横島さんが修士号を授与されました。おめでとう。
-
2025.3.10米国Cincinnati Children’s Hospital Medical Centerの岩渕真木子博士が来訪されFBSセミナー “Pioneer factor-mediated repressive epigenetic mechanisms in cell fate control” をしていただきました。また、研究室の学生さんらとディスカッションしていただきました。
-
2025.3.5〜6大学院生の柴田さん、横島さんが大阪で開催された第12回細胞競合コロキウムに参加・発表しました。
-
2025.1.10廣野君デザインの画像がDevelopment, Volume 152, Issue 1の表紙を飾りました。おめでとう。
-
2025.1.9秘書の立谷さんが退職されました。半年間ありがとうございました。
-
2025.1.6秘書の田辺さんが来られました。これからよろしくお願いします。
-
2024.12.26研究室の大掃除と忘年会をしました。皆さん1年間お疲れさまでした。
大学院生募集中
初期胚発生研究室では、私たちと一緒に発生が正確であるしくみを明らかにする意欲のある大学院生を募集しています。
- 脊椎動物の発生に興味がある人
- Hippo シグナルや細胞競合等の細胞間コミュニケーションに興味がある人
を求めています。
個体レベルと細胞レベルでの研究を行っており、大学での専門分野は問いません。
研究室の見学は随時受け付けています。
メールにて問い合わせてください。
連絡先
大阪大学大学院 生命機能研究科
初期胚発生研究室〔佐々木研究室)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-3
sasaki.hiroshi.fbsosaka-u.ac.jp
初期胚発生研究室〔佐々木研究室)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-3
sasaki.hiroshi.fbsosaka-u.ac.jp