ショットノイズ-04

ショットノイズの場合

ショットノイズの場合は,ここで記したように,

\(\Large p <<q \)

\(\Large p+q=1 \)

から,

\(\Large q \fallingdotseq 1 \)

となります.従って,

\(\Large \begin{align*} \sigma^2 &= Npq \\
&\fallingdotseq Np \\
&= <n> \end{align*} \)

従って,

\(\Large \sqrt{\sigma^2} = \sqrt{<n>} \)

となり,平均値の平方根となります.つまり,
 平均値が大きくなると標準偏差値は大きくなる
のです. また,平均値に対する標準偏差の割合は,

\(\Large \frac{\sqrt{\sigma^2}}{<n>} = \frac{\sqrt{<n>}}{<n>} = \frac{1}{\sqrt{<n>}} \)

となり,平均値が大きくなれば(Nが増えれば)標準偏差値の割合は減少します.

つまり,
 平均値=分散値
となります.

これって,どこかで見たことあるような.....

そうです,ポアソン分布,なのです.

ポアソン分布も,n << N,としているので,p << q,と同じ状態を考えています.

ショットノイズをポアソン分布で説明しているサイトもあります.

次ページでは,ショットノイズの割合を実際にシミュレートしていきましょう.

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