ショットノイズの場合
ショットノイズの場合は,ここで記したように,
\(\Large p <<q \)
\(\Large p+q=1 \)
から,
\(\Large q \fallingdotseq 1 \)
となります.従って,
\(\Large \begin{align*} \sigma^2 &= Npq \\
&\fallingdotseq Np \\
&= <n>
\end{align*} \)
従って,
\(\Large \sqrt{\sigma^2} = \sqrt{<n>} \)
となり,平均値の平方根となります.つまり,
平均値が大きくなると標準偏差値は大きくなる
のです. また,平均値に対する標準偏差の割合は,
\(\Large \frac{\sqrt{\sigma^2}}{<n>} = \frac{\sqrt{<n>}}{<n>} = \frac{1}{\sqrt{<n>}} \)
となり,平均値が大きくなれば(Nが増えれば)標準偏差値の割合は減少します.
つまり,
平均値=分散値
となります.
これって,どこかで見たことあるような.....
そうです,ポアソン分布,なのです.
ポアソン分布も,n << N,としているので,p << q,と同じ状態を考えています.
ショットノイズをポアソン分布で説明しているサイトもあります.
次ページでは,ショットノイズの割合を実際にシミュレートしていきましょう.