さて,CCDに映った画像はテレビモニターに映し出されます.
その大きさは,もちろんテレビ画面の大きさによって大きく変わりますが,ピクセル数,という概念で行くと,NTSC信号の場合,PCへ取り込んだ場合,
640x480
という画素数になります.
極論を言うと,
640x480のピクセルがあるCCDの画像がテレビモニター,PCに映し出される
のです(正確には違いますが).
しかし,CCDによってピクセルの大きさが違ってきます.
つまり,CCD自体のサイズが違ってくるのです.
ですので,
同じ結像像でもCCDのサイズによってはテレビモニターに映し出される像の大きさが違う
のです.
ですので,実際のモニター,PCへの変換の場合には,CCDのサイズが重要となってきます.
では,一つの例として,ワテックの,WAT-100N(EIA),のCCDのサイズを見ていきましょう.
すると,
横 | 縦 | |
総画素数 | 811 | 508 |
有効画素数 | 768 | 494 |
セルサイズ(ミクロン) | 8.4 | 9.8 |
となっています.つまり,CCDのサイズは,
となります.
つまり,PCに取り込んだ場合のピクセルの換算は,
サンプルの大きさ × 顕微鏡の拡大率 ÷ CCDの大きさ × ピクセル数
となります.
次に実際の画像を見ながら,確認してみましょう.