私の想いを築いた大学院での日々

百合 祐樹

2018年3月 修士(理学)
初期胚発生研究室(佐々木洋教授)出身

「将来は基礎研究を通じて世の中を変えたい!」そんな漠然とした夢を抱きながら、大学院進学を決めたことを今でも覚えています。学部生の時に幹細胞を研究する中で、分化しやすい細胞がいることに気付き、細胞の品質管理に興味が湧きました。そこで、細胞同士による品質管理機構として注目されている「細胞競合」を研究する佐々木洋研究室へ進学しました。
生命機能研究科では、研究に没頭できる環境が整っているだけでなく、さまざまな分野の研究者と関われる機会があり、狭くなりがちな私の視野を常に広げてくれました。自分のために目一杯過ごせた日々が、私に新たな価値観や将来やりたい事、多くの仲間を与えてくれたと感じています。
現在は、ライオン株式会社の研究職として、皆さんのライフスタイルを変えるような製品の研究に取り組んでいます。進学時に抱いた「基礎研究で世の中を変えたい!」をさらに強い想いにして、今頑張っています。ぜひ皆さんもさまざまな事を吸収して、世界へ羽ばたいていってください。