産学連携を通して研究成果を社会に還元したい

渡邉 大介

2024年度 D5
1分子生物学研究室(上田研)

現在の研究テーマは何ですか。

細胞膜タンパク質1分子の動きを指標に薬剤をスクリーニングする手法の開発を進めています。今までに、既存薬を対象にした1分子スクリーニングから、標的とした膜タンパク質の阻害活性未知の化合物を取得することが出来ました。

研究が面白いと感じる時はどんな時ですか。

自分の想像を超える現象が起こった時です。1分子スクリーニングを行った際、ある化合物を処理すると標的たんぱく質が細胞膜から無くなっていくという現象が見られた時はとても驚きました。

修士と博士では、研究や生活に違いはありますか。あれば教えてください。

修士の頃に比べ、博士になると学会に行くことも増え、研究室外の研究者と交流を深めることが出来るようになりました。外部の先生や学生と分野を問わず議論が出来るようになり、研究に一層楽しくのめり込めるようになりました。