位相差顕微鏡についての疑問.

先ほど説明したように,
 位相板の位置,大きさとリング絞りの位置,大きさがきちんとマッチしてその効果が発揮される
と説明しました.
対物レンズの大きさによって,内部の位相板の大きさも違うのでしょう.
それによって,リング絞りもそれにあったものに変更しなくてはなりません.

しかし...もし光軸に絞りを持ってきたなら,1種類でいいのでは?とふと疑問に思いました.
図で示すと以下のようになります.

これなら,
 リング絞りも一種類
 位相板も一種類

となりますよね?

一つの心配は,点光源となってしまうので,光量不足になる恐れがありますね.

ならば...
こういうのはいかがでしょう?

最初から平行光源を用意すれば,光量不足も問題ない....
平行光源?レーザーを使えばいいのでは?位相もそろっているし...
一つ心配は,レーザーの強度分布ですね...レーザーの強度分布は均一ではなく,中央が一番近い...

どうでしょう?

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