熱平衡において,10kBT以上のエネルギー状態でいる確率
さて,気体の分子の運動と理想気体の状態方程式からエネルギー等分配則を求めましたが,分子の運動エネルギーのボルツマン分布からも求めてみましょう.
以下の式の計算を行ってみましょう.
簡単のため,
とおけば,
となります.変数変換して,
ここで,誤差関数を持ち出して,
から,
となります.従って,
と生物学におけるランダムウォーク の日本語版のp.73の(5.8)式の分母となります.
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