ラプラス変換
ラブラス変換,じつは....いままで避けて通ってきた分野です.
いろんな公式がいっぱいあるし,何に使っていけばいいか,どういう意味があるかがわからなかったからです.
しかし,改めて見直してみると,いろいろ面白く,結構便利ではないかと感じ,勉強し直しました.
減衰する指数関数との積で積分するので,
どんな(多分)関数でも時間無限大で0に収束する=積分が成り立つ
という意味を持つのかな?と感じました.
また,伝達関数の計算によく使われますが,
単に微分方程式を解くのに役立つツール
or
指数関数の積で積分する,ということに意味がある
のかはまだ私は理解していません.....
公式などについては,こちらのサイト,を参考にしました,ありがとうございました
まずは,公式,定数倍などから
・公式
\( \Large F(s) =\displaystyle \int_{0}^{ \infty } f(t) \ e^{-st} dt = \mathfrak{ L} \{ f(t) \}\)
つまり,減衰する指数関数となるので,減衰曲線となります.
・線形性_定数倍
\( \Large\mathfrak{ L} \{ a \ f(t) \} =\displaystyle \int_{0}^{ \infty } a \ f(t) \ e^{-st} dt
=a \displaystyle \int_{0}^{ \infty } f(t) \ e^{-st} dt
\)
\( \Large=a \ \mathfrak{ L} \{ \ f(t) \} \)
・線形性_定数倍の和
\( \Large\mathfrak{ L} \{ a \ f_1(t) + b \ f_2(t) \} =\displaystyle \int_{0}^{ \infty } \left[a \ f_1(t)+ b \ f_2(t) \right] \ e^{-st } dt\)
\( \Large =a \displaystyle \int_{0}^{ \infty } f_1 (t) \ e^{-st} dt + b \displaystyle \int_{0}^{ \infty } f_2 (t) \ e^{-st} dt \)
\( \Large=a \ \mathfrak{ L} \{ \ f_1(t) \} + b \ \mathfrak{ L} \{ \ f_2(t) \} \)
・定数
\( \Large f(t) = K \)
\( \Large\mathfrak{ L} \{ f(t) \} = \mathfrak{ L} \{ K \}\)
\( \Large=\displaystyle \int_{0}^{ \infty } K \ e^{-st} dt \)
\( \Large= K \ \left[ - \displaystyle \frac{1}{s} e^{-st} \right]_{0}^{\infty} \)
\( \Large= \displaystyle \frac{K}{s} \)
\( \Large \color{red}{\mathfrak{ L} \{ K \} = \displaystyle \frac{K}{s}}\)
次ページに,指数関数のラブラス変換を考えていきます.