実効値の計算の仕方

さて,実効値の求め方ですが,まずは,直流の場合を考えてみましょう.
電圧,電流,抵抗との間には,

の関係があります.
ここで,
 V:電圧
 R:抵抗
 I:電流

です.
電力(P)は,

となります.

では,交流の場合はどうなるのでしょう?
電圧,電流ともに時間とともに変化するので,このままでは計算できませんね.

そこで,

とおくと,電力は,

となります.
これを1周期分で積分してみましょう.

ここで,

なので,

となり,実際の電圧の振幅をルート2で割ったものが,実質的(実効的)な電圧となります.

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