微分干渉顕微鏡の原理-04

ここで,一つの疑問が...
 二つの光線が像を造るので,二重に見えるのでは?
ということです.

しかし,ずらす量,シアー量,を光学的分解能以下,0.2ミクロン,に設定しているので,二重とは認識されないのです.

 

さて,微分干渉像を見てみると,何となく立体的に見れないでしょうか?
  オリンパス
  ニコン(USA)

詳しくは,オリンパスのアメリカのサイトを見ていただくの一番ですが,簡単に説明します.
Wikiに掲載されたものをイメージしてみました.

0.2ミクロン以下といっても,二重であることには間違いありません.従って,像は,

のように,明るいピンクと,暗いピンクのように見えることとなります.
ここで,シアーは左上から右下方向に向かっています.
これを,Photoshopでちょっといじると(レイヤーにおいて,彩度,を選択),

のように立体的に見えることがわかります.エンボス,ですね.
簡単には,このような説明でいいと思います.
詳しくは,オリンパスのアメリカのサイトなどをご覧ください.

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