Adobe Premiereの場合の画像変換

さて, Adobe Premiereを例にとって変換の様子を見てみましょう.
もちろん,他のアプリでも変換できますが,一例として.

Premiereにおいて,ムービーから静止画の書き出しは,
 ムービー書きだし
コマンドで,ファイル形式をTIFFなどの静止画形式に指定すればいいのです.
その際に,
 フレームサイズ
 ピクセル縦横比

を設定できます.

この状態で,
 フレームサイズ:640x480,720x480
 ピクセル縦横比:D1/DV NTSC (0.9), 正方形ピクセル(1.0)

という4通りの条件で書き出してみましょう.

その結果,

となります.
720と640で横のサイズが違うのは当然ですね.
ただ,720(1.0)では両サイドに黒の帯が,640(0.9)では今度は縦に黒の帯があります.

さて,もう少し拡大してみましょう.

黄色の枠が,正方形です.
このように,Premiereにおいては,720,640,どちらにせよ,ピクセル縦横比,を1.0に設定しておけば正確に縦横比を設定できることがわかりました.

これはあくまで,Premiereでの設定の仕方ですので,各自変換するソフトをチェックしてみてください.
違うソフトでは,縦横比の設定自体ができないソフトもあります.
そのような場合で,縦横の比率が変化している場合には,縦と横のキャリブレーションを変えて解析する必要があります.

今回の説明はあくまで,実際の作業上でのノウハウとなりますので,なぜ?そうなるのかは,完全に把握してはいません.
また,CCD自体のサイズも正方形ではありません.
ここら辺は私の知識ではもうどうしようもありません.
ですので,原理などを詳しく知りたい方は,ちゃんと勉強してくださいね.

最近のEM-CCDカメラなどは最初から,正方形のピクセル形状ですし,画像をそのままPCに転送できるという優れものです.
しかし,高いのが玉にきず....

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