アロステリックモデル-01

アロステリックとは,基質との反応が一般的な化学反応ではなく,シグモイド型のプロットを与えるもの,すなわち,協同性を持った反応の総称と理解しています.

今までにたくさんの研究がなされ,アロステリックモデルとして,協奏モデル(Concert model),逐次モデル(Sequential model)というモデルが提案されています.
何が違うかというと...
 協奏モデル : サブユニットには,親和性の強い,弱い状態があり,各サブユニットはすべて同じ状態をとる
 逐次モデル :                                 各サブユニットはすべて同じ状態をとる必要はない

ということのようです.
正直....それほどの違いはないような気がしますが....

それはさておき,この二つのモデル,何が違うかを勉強していきましょう...
参考にした本は,ストライヤーの生化学,ですが,私が参考にしたものは,第3刷,と古いものですが,内容はあまり変化はないようです(もちろん最新情報が入ってはいますが,アロステリックのところは,それほどのようです).

この本には協奏モデルは詳しく書いてあるのですが,逐次モデルはさらりとしか書いていなくて...
しかも,協奏モデルも数学的な導出もあっさりと書いてあるので,とりあえず,きちんと数学的に理解していきたいと思います.

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