世界中で最もおもろい研究を行っているのは生命機能研究科です!

張雪

2011年 博士(理学)
株式会社カネカ フロンティアバイオメディカル研究所 先端医療グループ

先日阪大近くの彩都へ出張することになり、モノレールで阪大を通りました。窓から研究科の建物を眺めている時、胸いっぱいでした。私にとって生命機能研究科で過ごした時間は人生の大切な一部で、誇りになるものです。

研究科では様々な研究を行っている研究者たちがおり、日々おもろい話を聞けます。例えば私はずっと分子生物学を専攻してきましたが、身近な同期が物理系か工学系をやってきて、私の知らなかった知識を沢山教えて貰いました。自分の専門知識を深めることだけではなく、サイエンスについて広く理解できるのは生命機能研究科にいるからこそ与えられるチャンスです。

また、留学生にとって、生命機能研究科は不二の選択だと思います。多くの大学では、留学生に日本語を勉強させ、日本の学生たちと一緒に入学試験を受けさせるのが一般的です。生命機能研究科では、アメリカの大学のように一定の条件を満たせば入試免除ができる制度が整っています。それも様々な背景や経歴を持っている先生たちが集まってきたからこそできたことではないでしょうか。私も海外から直接に入学ができ、研究しながら大阪弁を習いました。両立は大変じゃないかと言われたこともありましたが意外に楽しかったです。年を取ってから自分はほかの大学で勉強した同期の留学生友達より二三年年下であることも、自慢話になっています(笑)。

成立から十年越え、規模はそれほど大きくないですが影響力は半端ではありません。「生命機能研究科ってどんなところですか?」ともし聞かれると、「世界中に最もおもろいもの、「生き物」について、最も先端的な研究を行う研究科やで!」と答えます。私は、その一員でした。