学部時代に私は実習を通して、神経細胞が織りなす美しい仕組みに魅せられ、その一端を解き明かしたいと思うようになりました。生命機能研究科は、神経科学分野において多様でかつ最先端の研究室がズラリとそろっていることに魅力を感じ、門をたたきました。
入学後は、生体内での機能イメージング技術を必要とする研究に取り組みました。最先端のイメージングのためには、既成の実験装置に加えて、DIYで様々なオリジナル実験装置や制御プログラムを組む必要があり、それはまさに挑戦的で充実した日々でした。現在私は、名古屋大学の創薬科学研究科において、視覚神経回路の研究に取り組んでいます。今でも大学院時代に培った「なければつくる」というフロンティア精神を糧にこれまでに知られていない脳の新機能を見つけるべく、新たな計測装置の作製にとりくんでいます。
みなさんもぜひ、生命機能研究科で新しいサイエンスに挑戦してください。