大学院生の時にもしもっと出来ていたら、、、と今思うこと

原 典孝

2013年 博士(工学)
プロトニックナノマシン研究室(難波啓一教授)出身

生命機能研究科を卒業後、僕は研究者としての道には進まず、民間企業、起業失敗を経て、今は研究科時代のご縁のお陰もありUNDPという国際機関で働きながら、どうやったら未来世代のために持続可能な社会を創っていけるか、という問いに取り組んでいます。

研究科時代は難波研で、南野先生や先輩達に指導して頂きながら、本当に何でも自由にやらしてもらいました。あんなに好き放題研究(そして課外活動まで)が出来るラボは世界中探してもそんなに無いのではと思います。

また現在のライフワークは研究科で学んだことは専門知識レベルでは全く相同性はありませんが、自由闊達な研究を通じて鍛えられるオリジナルな仮説構築能力や「これもしかしたら実現できるかも?」という諦めない姿勢と遂行能力はこれからの時代どこにいっても重宝される能力だと思います。

最後に今にだからこそ、ああしとけばもっとおもろい研究出来たかも、と思うこともあります。才気煥発な後輩、大先生の御前で汗顔の至りではありますが、僕の教訓を最後に共有させて頂きます。

  1. 研究やキャリアパスの道筋を初期段階からしっかりと自覚しておくこと
  2. 定説や他の意見に惑わされないこと!一方で、自分を外にさらけ出し、フィードバックを得るように。
  3. 色んな人と話をし、コラボすること。
  4. 一年で出来る事を過大評価せず、5年間(大学院の課程)で出来る事を過小評価せずに!

幸運を祈ります!