誰も見たことがない現象を自分が初めて見つけるというのは考えただけでもワクワクします

ロハニ スウェクサ

2018年度 D2
微生物病研究所 環境応答研究部門/細胞制御分野(三木研)

生命機能研究科を選んだ理由は?

私は、以前からただ一つの分野に特化した研究者よりも、幅広い知識と視野を持った研究者になりたいと思っていました。生命機能研究科で幅広い分野の著名な先生方による講義やセミナーを受講したり、先生方のもとで研究ができるというのは非常に魅力的だと感じたからです。自分の専門分野のみならず、講義やセミナーを通して幅広い知識を身につけられるチャンスがあり、視野が広がると思ったからです。

将来の目標(あるいは夢)は?

私は、基礎研究に非常に興味があります。病気の治療にすぐ繋がる臨床研究なども、もちろん重要ですが、そういった研究の根本にあるのは基礎研究であり、あらゆる病気の治療に繋がると思うからです。将来は、基礎研究を通して、日本、母国ネパールをはじめ、世界に貢献できる科学者になりたいです。

生命機能研究科を一言で表すと?

十人十色

現在の研究内容に興味を持ったきっかけは?

祖母がガンになったのがきっかけです。ガンは罹患率が高いにも関わらず、詳細な分子機序がわかっていないものが多く基礎研究を通して、その謎を少しでも解明し多くの人の役に立てればと思っています。

研究科の中で好きな場所は?

いつもセミナーや研究科のイベントなどが行われている生命システム棟のラウンジが好きです。留学生やさまざまな研究室の人とコミュニケーションがとれるいい交流の場だと思います。

研究の醍醐味は?

誰も見たことがない現象を自分が初めて見つけるというのは考えただけでもワクワクします。いろいろな可能性を試していくのは、先も見えないですし、今はいろいろと大変ですが、いつも新しい方法を試した時、結果をみるのが楽しみです。

後輩へのメッセージ

目標は、常に高く持つべきだと思います。叶えるのが、難しくても大切なのは、叶えようと努力することで、その過程で新たに見えてくるものがあると思うからです。その原動力になるのが、好奇心や挑戦心だと思います。私は、生命機能研究科で研究に熱意のある先生方の講義やセミナー、そして留学生や他の研究者の方々との交流で自分の知識の幅や視野が広がり、以前は考えもしなかった領域にも今は興味関心が出てきました。今後も、好奇心や挑戦心を常に持って頑張りたいと思っています。