これらの研究の応用

研究の興味の中心は、上皮細胞シートで形成される生体内の「場」と細胞内の「場」の機能解析です。上皮細胞シートを形成するために、個々の上皮細胞は相互に強く機械的に接着し、体表面・器官表面を覆うシート構造を形成して、体内のコンパートメントを形成します。上皮細胞シートが機能的な隔壁としての役割を果たすために、上皮細胞は明瞭な極性を形成し、細胞膜は、内腔側のアピカル膜、細胞間接着装置の膜、および側面・基底膜側の膜に分化します。いわば、上皮細胞を「はちまきのように」取り囲む細胞間接着装置の形成に伴い、それを境に体の外側と内側の細胞膜に明瞭な違いが生じます。これら細胞内の「場」の解析について、分子レベル、個体レベルでの解析を行いつつ、大きく、生体内の「場」の構築原理と機能解析に迫りたいと考えています。


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