大阪大学大学院 医学系研究科 病理学 幹細胞病理学/大阪大学大学院 生命機能研究科 時空生物学 病因解析学
Department of Pathology, Medical School and Graduate School of Frontier Biosciences, Osaka University

なかのとおるのつぶやき

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祝! 単行本出版

平成20年1月から平成23年3月まで、足かけ4年、「細胞工学」という雑誌に、「なかのとおるの生命科学者の伝記を読む」というタイトルで、20回にわたり隔月連載した内容が、このたび単行本化!連載というのは、書いても書いても締め切りがやってくるという恐ろしいもので、連載はなかなか大変だったけど、立派な本になりそうで、ほんとうにうれしい。

単行本化のために読み返してみると、自分で書いた文章であっても、けっこう忘れていて、「こんなこと書いたかなぁ」とか「おぉ、ええこと書いてる」とか、いろいろあって、過去の自分と対話しているような不思議な気分に。それでも、やっぱり自分とは気があうなぁ、というのが率直な感想。まぁ、あたりまえですけど。

本を出版するのは二冊目だけど、本となると、内容の正確さとか校正とか、雑誌の原稿とはまったく違う気のつかいかたをするので大変。今回も、思いのほか、手間と時間がかかってしまったけれど、なかなか楽しい作業だった。東京は五反田にある、出版元の学研メディカル秀潤社での、東京タワーを横目にした打ち合わせでは、作家になったような気分も味わうことができたし。完全に田舎もんですけど…

前回の単行本は、8年前に上梓した「幹細胞とクローン」。もう内容は古くなってしまったけれど、予想よりは売れて、二刷までいったのが密かな自慢。その時は、書き下ろしだったので、今回よりもはるかに大変。それに、一回書き上げて読み返したら、全然気に入らなくて、完全に書き直したし。あのころ、どうしてあんなに時間があったのか不思議でたまらん。

今回の自信作、できるだけ売り上げを伸ばそうと、師匠・内田樹先生にお願いして、帯文を書いていただいた。内田先生は「おじさん的思想」以来の大ファンで、縁あって、弟子(というのでしょうか)にしてもらっている。新書大賞をとられた「日本辺境論」など、内田先生をご存じの方は多いでしょうが、年間に何本もだされるというあの出版スピードは、いかにすさまじいか、ということを、今回の単行本化で思い知らされた。

超ご多忙の中、内田先生はゲラ刷りを読んでくださり、写真のような帯文をいただけた。この帯文の威力を借りて、目標は大きく一万部!それに、100人くらいは、「内田樹」につられて買ってくれるんじゃないかしらん。来月、横浜で開催される分子生物学会では、ハチマキをまいて、はウソだけど、ほんとに売り場に立って押し売りにつとめるぞっ。

2011年11月

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