石島研に適している学生は,
物作りが大好き
自分の実験の全部を理解したい
という方には適しています.
なぜなら,石島研の顕微鏡システムはほとんどが既製品の状態ではなく,いろいろと工夫されているからです.
ですので,石島研では,装置作りも重要な研究の一つです.
逆に...あまり適していない方は,
既存の装置を使って
とにかく結果を出したい
高額,高級な装置を使って実験をしたい
と言う方でしょうか?
質量分析やNMR,EMなど高価な装置は石島研にありません.
それに,それほど潤沢な予算もありません.
ですので,最先端な高価な装置を使ってバリバリ!,と言う研究が行いたい方には適していないかもしれません.
研究には学問という基盤が必要となります.石島研で必要な分野は,
光学,基礎物理学,分子生物学,統計力学,数学,熱力学,プログラミング
などでしょうか?生命現象を定性的ではなく,定量的に理解するのに必要となります.
先に述べたように,石島研では,実験装置である顕微鏡にも手を加えています.
さらに,得られたデータを解析するのにも基礎的な物理,統計,さらにはプログラムも必要となります.
しかし...心配することはありません,どれもそれほど高等なところまでは必要とされていません.
たとえば...光学で言うとほとんどのレベルが高校で習ったレベルで十分です.
さらに,今...身についていなくても,研究室に入ってから身につけることが十分可能です.
一般的には教科書を読んだだけで身につくことはとても困難です(できる方もおりますが...)
しかし,自分で取得したデータを自分で理解するために必要と思えば身につくのです.
また,石島研HPには今まで得た知識を公開しています.
ぜひ参考にしてください,こちら,です.
生命現象を
1分子レベルで
できるだけ,Nativeな状態で(機能を保持したままで)
水溶液中で
観察,操作,計測,する
というものです.
我々はどの程度生命現象を理解しているのでしょう?
光学顕微鏡を使うのはなぜ?
1分子で計測する理由は?
なぜ,運動タンパク質なの?
リニアモーターとは?
回転モーターとは?
です.
今までのお仕事
ガラスニードルを用いた数分子のミオシンの発生する張力の計測
ガラスニードルを用いた1分子のミオシンの発生する張力の計測
アクトミオシン相互作用における化学反応と力学反応の同時計測
ナトリウム型バクテリアべん毛モーターのトルク-速度関係
キメラ菌体を用いた回転ステップの計測
詳細はこちら,へ.
具体的な受験の情報は,
大阪大学大学院生命機能研究科のHP
をご覧ください.
重要なことは,
百聞は一見にしかず
です.
HPや論文を読んでも研究室の雰囲気,研究体制を完全に理解することは困難です.
ですので,ぜひ,一度見学に来てください.
スタッフ,および研究室の学生さんらが対応します.
まずは,コンタクトを,メールアドレスは,
ishijima@fbs.osaka-u.ac.jp
です.