単粒子解析からの拡散定数の見積もり方-04

具体的な作業としては,5ポイントのデータがある場合,
 1,2,3,4,5

間隔1:1と2,2と3,3と4,4と5
間隔2:1と3,2と4,3と5
間隔3:1と4,2と5
間隔4:1と5

の差分の二乗を計算すればいいことになります.
計算は,

   
データ
 
1
2
3
4
5

1
1
2
3
4
2
1
2
3
3
1
2
4
1
5

この表のように(黒字がデータ番号,赤字は計算する場所で,数字は間隔),全ての組み合わせは必要なく,赤字の部分のみの計算となります.
この間隔ごとの平均を出せばいいのです.

ここで,
間隔が長くなると得られるデータ数が少なくなる
と言うことに注意してください.つまり,
間隔1:4データ
間隔2:3データ
間隔3:2データ
間隔4:1データ
となっていますね.

次に,MSDプロット,を使う場合での注意点を示します.


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