さて,この位相遅れをいかに振幅の変化に持って行くか,という問題ですが,もし....
位相のずれた光の位相量を変化することができたら....
どうなるでしょう?下のアニメーションをご覧ください.
つまり,
生体試料を通過した位相のずれた光を,位相のずれていない光とずれた光に分割する
この位相のずれた光のみをいじって位相を変化させる
位相の変化量はちょうど位相のずれていない位相と逆
にすれば,
位相のずれていない光と反対側の位相の光が合成して,
振幅が減少する
となります.
ここで,もし逆位相でなく,同位相(位相のずれていない光と同じ位相)なら,
合成により振幅が増大する
ことになりますね.
また,位相のずれた光ではなく,位相のずれていない光の位相を変化させても同じこととなります.
なるほど,位相を自在に扱うことができれば,
位相の変化を振幅の変化に変換
することが可能となります.
では,そんなことが可能なのでしょうか?