微分干渉顕微鏡の原理-02
さて,二つに分かれた光は,一点から出た光,と近似していいので,焦点距離にプリズムがあるようにレンズを置くと,平行光となります.
その平行光をまたレンズを通すことによって,一点に集光することとなります.
その位置に,新たなプリズムを置くと分かれた光が合成されます.
この際に,重要な点は,二つに分かれた光はそれぞれ同じ道筋を通るので,最終的に合成する際には,
位相は同じ
となります.
位相が同じは形を合成するので,波形は元通りとなります.
ここで,もし,このレンズの間に,
屈折率が異なる物質
厚みが均一でない物質
があった場合,どうなるでしょう?
二つの光の通る位置が異なるので,
異なる厚みを通る
こととなり,結果として,
波形の位相が異なる
こととなります.
さて,位相が異なるとどうなるのでしょう?