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第19回細胞生物学ワークショップ蛍光顕微鏡トレーニングコース1 - 初級から中級 -

                 ●● 実施報告 ●●

2012年8月6日(月)ー11日(土)
「蛍光顕微鏡トレーニングコース1 - 初級から中級 -」
主催:独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究所
   北海道大学 光イメージング研究連携推進プロジェクト
   大阪大学大学院生命機能研究科 生命動態イメージングセンター

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顕微鏡を用いた実験を行ったことのない私にとって、細胞生物学ワークショップに参加した当初、顕微鏡は皆、個性のない「のっぺらぼう」のような存在でした。私がこのワークショップに参加したのは、研究室にある長く使われていない顕微鏡を使えるようになるため、また、その顕微鏡を使ってどのような実験が行えるのかを知るためです。顕微鏡を使った実験を行った経験は、皆無でした。そんな顕微鏡ビギナーの私は、「のっぺらぼう」達に囲まれて、果たして内容についていけるのか、目的を達成できるのかどうか不安でした。しかしワークショップは顕微鏡の基礎を学ぶことから始まりました。午前中は講義、午後から実習という構成で、顕微鏡の調整法や原理をじっくりと学ぶことができ、早速、不安は薄まりました。

その後、同様の構成で3D imagingやTime-lapse、FRAPや高速イメージング等、実験技術について学ぶにつれて、だんだん顕微鏡に個性が見えてきました。一週間、顕微鏡に集中できるため、初めは気にしていなかったことにも徐々に気がつくようになり、疑問点が増えてゆきます。中盤にさしかかった頃には、私を含めたこれまでほとんど顕微鏡をさわったことのない参加者も「サチる」なんていう業界用語(!?)を使い始め、すっかり顕微鏡に慣れた様子でした。この顕微鏡にはこんな特徴があるから...などという会話も展開されていました。

実習はグループ単位で行われ、最終日には担当した実習についてまとめたスライドを、グループ毎に発表します。スライドを作成するためにグループ内で話し合い、また時には他グループに助けを求めながら、皆必死に準備しました。初日の自己紹介と併せ、ワークショップ中に2回プレゼンを行いましたが、両方とも質問攻めにあいます。顕微鏡について学ぶだけでなく、プレゼンについても、課題を発見できる好機となりました。

ワークショップには、顕微鏡という共通の興味のもと、様々なバックグラウンドをもつ方々が参加していました。先輩に生き方を学んだり、アインシュタインの偉大さをたった30秒の説明で周囲に知らしめた方に衝撃を受けたりと、貴重な出会いをたくさん経験しました。今後に活かせるものをたくさん得る事のできた一週間でした。

(文責:田中研究室 D3/D5 平山 育実)

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第19回 細胞生物学ワークショップ「蛍光顕微鏡トレーニングコース1 ー初級から中級ー」

応募要項

主催:
独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究所
大阪大学大学院生命機能研究科 生命動態イメージングセンター
北海道大学 光イメージング研究連携推進プロジェクト

2012年8月6日(月)ー11日(土)
開催場所:独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究所

受付日:2012年6月11日ー6月27日(必着)
申し込み方法:
下記の「応募内容」を、下記の「申し込み先」にe-mailでお送り下さい。Subject 欄に「第19回 細胞生物学ワークショップ参加申し込み」と明記下さい。FAXでも受付けます。

応募対象と募集人数:
全国の大学院博士後期課程の大学院生 約16名
ポスドク・教官など  約4名
これ以上の応募があった場合には、応募締め切り後に選抜を行います。採択・不採択の結果は、7月1日にe-mailにて連絡します。

参加費:
大学院生5万円(宿泊・食事)、その他8万円(宿泊・食事、受講料3万円)
(経費免除もあります。詳しくは応募内容3を見て下さい)
大阪大学大学院生命機能研究科の学生については、参加費と往復交通費を生命動態イメージングセンターから支援します(事後に払い戻します)。 下記の応募内容3については、「希望しない」としてください。お問い合わせは、(生命機能研究科企画室の中島まで。)
  • 参加費は期間中の宿泊および食事を含みます。
    (8月5日ー10日の6泊、および6日の朝食から11日の昼食まで)
  • 交通費:居住地と開催地の間の交通費は受講者の負担です。
  • 大学院生は可能な限り指導教官の公費負担をお願いします。
  • 教科書として共立出版「生細胞蛍光イメージング」(定価6300円)を使います。その費用は、参加費には含まれません。すでに本を持っている場合は、新たに購入する必要はありません。購入を希望する場合は、共立出版社に「細胞生物学ワークショップの参加者」であることを連絡すれば、ワークショップ特別価格(2割引)で購入することができます。ワークショップ特別価格での購入の詳細は、参加者が決定した段階で、各自に連絡します。
  • 関西電力の計画停電が行われた場合、やむを得ず時間割を変更して行うことがあります(日程の変更はありません)。
応募内容:
  1. 個人情報:
    名前(ふりがな)
    所属(○○大学大学院○○学研究科、○○学研究室など)
    学年(博士後期課程○年、一貫性博士課程○年など)
    性別(ホテルの部屋割等のために必要)
    連絡先(所属の住所、電話番号、FAX番号、E-mail address:
    E-mail addressは必ずお書き下さい)
  2. 指導教官(名前、職名、電話番号、E-mail address:電話番号は必ずお書き下さい)
  3. 経費の免除を希望するか
    (指導教官から公費補助が得られない場合など、経費負担が困難な場合)
    希望する・希望しない(いずれかを選択)
    (希望する場合、指導教官からの推薦書または理由書を添付)
    免除が認められなかった場合、
    有償で参加を希望する・参加しない(いずれかを選択、選抜に関係しません)
  4. 蛍光顕微鏡の使用経験(顕微鏡機種、経験年数、目的、頻度など)
  5. 現在の研究対象(例:培養細胞、ショウジョウバエ、酵母など)と、研究内容を簡単に。
  6. なぜ、このワークショップ受講を希望したか(400字程度)
  7. このワークショップで修得したい技術
  8. 大学院終了後の進路希望(差し支えのない範囲で)

申し込み先:
細胞生物学ワークショップ事務局(高村)
〒651-2492 兵庫県神戸市西区岩岡町岩岡588-2
(独)情報通信研究機構 未来ICT研究所 生物情報グループ
Fax: 078-969-2249(Tel: 078-969-2240)
E-mail:

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開催日程:2012年8月6日(月)−11日(土)
開催場所:
独立行政法人 情報通信研究機構 未来ICT研究所
(〒651-2492 兵庫県神戸市西区岩岡町岩岡588-2)

目的:
バイオイメージング技術習得のためのワークショップ。生きた細胞内の生体分子のダイナミクスを解析するのに必要な、蛍光顕微鏡の基礎と方法論について講義と実習を行う。最先端の蛍光顕微鏡装置を実際に使用した実習を行い、細胞の扱い方、装置の使い方、画像データの取得・処理法を修得することを目的としている。

主な内容:
蛍光顕微鏡の基礎、蛍光色素、細胞への蛍光色素の導入方法、生きた細胞の観察方法、wide-field蛍光顕微鏡を用いたtime-lapse観察、共焦点顕微鏡を用いたtime-lapse観察、FRAPとFLIP法、photoactivationによる細胞内分子移動度の測定、高速イメージング。

講師:
原口徳子(情報通信研究機構、大阪大学大学院理学研究科)
平岡泰 (大阪大学大学院生命機能研究科、情報通信研究機構)
木村宏 (大阪大学大学院生命機能研究科)
和田郁夫(福島医科大学生体情報伝達研究所)
金城政孝(北海道大学大学院先端生命科学研究院)
永井健治(大阪大学産業科学研究所)

受講対象:
主に大学院後期課程の学生を対象として16名程度、ポスドク・若手研究員を4名程度。大阪大学の学生でなくても、応募できます。

応募要項:以下のweb siteをご覧下さい。
未来ICT研究所生物情報HP:
http://www2.nict.go.jp/advanced_ict/bio/w131103/CellMagic/
大阪大学大学院生命機能研究科HP:
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/
北海道大学大学院生命科学院HP:
http://www.lfsci.hokudai.ac.jp/gakuin/news/index.html

特記事項:
このコースの参加者は、秋に開催予定の第20回細胞生物学ワークショップ 蛍光顕微鏡トレーニングコース2-中級から上級-(主催:北海道大学、担当:金城政孝)へ優先的に参加できます。第20回細胞生物学ワークショップの内容は、蛍光相関分光法(FCS)、蛍光相互相関分光法(FCCS)などを予定。

主催:
独立行政法人 情報通信研究機構
大阪大学大学院生命機能研究科 生命動態イメージングセンター
北海道大学 光イメージング研究連携推進プロジェクト